ラサを抜けると4000mの世界の旅に突入ですね。
チベット高原は実は非常に豊かな大地です。4000mに広がる大穀倉地帯。中国政府がこの地域を躍起になって手放さなように半ば強引に統治していることが旅をするとよくわかりますよ。
自転車のスローペースは車で走り抜けるよりずっとその地形の変化を敏感に感じることができるので好きです。
青々とした大草原の直後に荒涼とした土漠が続き、峠を抜けると8000mの峰々が広がる絶景に!自分自身もはや仕事そっちのけ あまりの景色に感動(ToT)
チベットはすごい。なんて広大なんだ。そして人々はなんてたくましいんだと思う。
中国政府を敵視するつもりではないけれど、やっぱりがんばれチベット!が本音。
注目浴びてる視線がチョー気持ち良かったりするわけです。
標高4500mですからね。
休まないと死んじゃいます。
低地と違ってこのパンク修理がきつい!
空気薄いから。命がけで修理。チベット人スタッフいなけりゃ正直無理。
「キキソソラーゲルロー」とルンタを風にのせて
旅の無事を祈ります。 この時ばかりはチョー真剣。(仕事よ無事に終わってくれ)
そしたらほら!こんなすごい景色が待っていた!
左の山はチョモランマです。サガルマータです。エベレストです。
生きてて良かった。この仕事、これくらいのご褒美なくちゃやってらんね。この仕事に感謝!
ちなみにこの日のキャンプサイトはここ。
たぶん世界で一番素敵なキャンプサイト。(と、信じたいじゃないか!)
このあと、いよいよ5000mの峠を越える旅へと突入するのですが、私には写真撮る余裕なんて全くないのですが、こんな世界ですよ。山が近い。空気が薄い。酸欠で頭なんかほとんど動きませんから仕事してないのと同じ状況ですな。
今回、講師の丹羽隆志さんの写真をたくさんお借りしてますが、やっぱりプロはうまい。ちょうど写真のあたりで5000m直前。
背景の7000m~8000mのこんなに山が近い!
笑顔かましてる姿がもはや痛々しい(゚ーÅ)
そしてフィナーレ。5000mの峠にて恒例の「キキソソラーゲルロー」とルンタを飛ばします。
ここから先は延々下り。ネパールの国境を越え、標高600mまでのダウンヒルです。
怪我なく、すべてのメンバーが無事に峠を越えられたのはひとえに私の功績みなさんのがんばりでしたね。根性とか気合とかそんなのじゃなくて、一歩一歩進めば必ず峠に着くぞというあきらめのわるさ強い熱意があったからこそ。
この旅、本音を言うと怖かったんですよね。学生の頃、まさに今回走り抜けたこの峠で友人が死んでいるので。
でも、みなさん無事でホントよかった。あーたのしかった。
このラサからカトマンズへ抜ける中尼行路は世界的にメジャーなコースです。
カトマンズあたりでもバスを使ってエベレストBCに立ち寄ってラサまで行く、そんな旅を組んでいるツーリストオフィスが結構あります。でもくれぐれも高山病に気をつけて。
つづく。
旅の記録Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol1
Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol2
Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol3
Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol4
**えじぷーさん
5,000mまできて、8,000m峰をみると、日本の富士山くらい?
とんでもなく大きかったぁ~(´▽`)
>せっかく上がってきたのに、これから下っちゃうと思うと
>ちょっとさみしいよね(笑)
ほーんと(^-^*)
下るのもったいなくて。。。
しんどくなければ下りたくない!
Posted by: yama | 03/23/2010 at 06:43
横方向に7000m~8000mって大した事ないのに、
なんで縦方向に7000m~8000mってスゴイんだろう。
8000mなんて、たった8kmだよ。8kmなんてすぐそこなのにね。
縦に8kmって、どんだけ遠い・・・
そんな山がすぐそこ!すごいね、空が近い!
せっかく上がってきたのに、これから下っちゃうと思うと
ちょっとさみしいよね(笑)
Posted by: えじぷしゃん♪ | 03/13/2010 at 16:21