ラサ到着後、まずはうるさい公安を笑顔でかわして、空港わきのスペースで自転車を組み立てます。
到着後は空気の薄さをあまり感じないので、「なーんだ意外と大丈夫じゃん!」的に元気に動いてしまうのですが、TCたる私の仕事はここからが本番です。
もーうるさいくらいに「ゆっくりゆっくり!」「はしらないでー!」 と叫びます。
高所到着直後の怖さは血中の酸素濃度に貯蓄があるところ。パルスオキシメーターという血中酸素飽和濃度を計測する機械を持っていくのですが、ラサ到着直後の皆さんの数値はまだまだ低地と変わらないですからね。でも、2時間もすればあっというまに数値が下がり始めます。激しい動きは急激な血中酸素濃度の低下を引き起こすので、危険!
私の経験では初日の夜を乗り越えられれば順応は順調です。ここでつまずくと結構ひどい事に。SPO2(血中酸素飽和濃度)の数値があまりにひくいようならば、ラサ市内の病院へ行くしかなく、ぶっちゃけかなりめんどうなことになるので皆さんの健康のため私も必死なわけです(´ェ`;)ゞ
通常、ラサを観光する場合、空港からラサ市街までは幹線道路を走るわけですが、自転車の場合はそんな野暮なことはしないわけで、一本わきの田舎道へ。郊外の道はこんな感じ↑ポプラ並木は紅葉が始まっていてきれいだし、農道は車通りもなく伸び伸び。なんといっても安全管理が楽でありがたやー(笑)
暴動以降のチベットは確かに空港や鉄道の駅周辺などの警備は物々しく、実際に銃器をかまえている武警の姿をあちこちで見かけますが、幹線道路から外れた道は静かでのんびりしたもの。要所にある寺院も外国人などやってくるわけもなく、お邪魔をすれば非常に温かく迎えてくれるのでした。
さて、高所に着いたばかりで自転車をこいで大丈夫なのかと問われれば、「楽チン」ですよんとあっさりこたえちゃいますね。
なんといっても自転車は楽に移動するために作られて道具ですから。歩くよりはるかに全身を使う割には労力は少なくて済むわけですから。ラサには自転車のレンタル屋もありますよ。個人旅行の方はラサ近郊でサイクリングしてみてはいかが?
さて、みなさん気づきかとは思いますが、今回の写真は非常に借りものが多いです。
じっさい、ラサ滞在中は健康管理に奔走しており、まじめに仕事してたってことです。
ちなみに、ポタラ前の記念撮影はかなりきわどかった(;´o`)
武警こわー。ほんとこわー(;゚;∀;゚; )
いよいよ、次回からはラサを飛び出して4000mの世界へ!
そろそろ長文はやめて写真中心にしよ。。。(´ω`;)ゞ
つづく
Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol1
Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol2
Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol3
Tibet Bike Tour - 旅行記というよりTCのつぶろぐ - Vol4
**えじぷーさん
わき道っていいですよね。ホントに天国(´▽`)
>2、3枚目の写真の雰囲気が、キルギスに似てるなーって思って、
そうかもしれないですねー。キルギスも高原性の気候ですよね。
夏に高所に行くのもいいけれど、モンスーンの明けた時期の高所の空の青さはべつものですな。
あー空気薄い所に行きたい。
Posted by: yama | 03/23/2010 at 06:33
お♪出た出た、コメント欄。
1本脇に入っただけで、天国のようですねー。
標高高いとホント空がキレイ!大好き、高いトコ♪
2、3枚目の写真の雰囲気が、キルギスに似てるなーって思って、
そー言えばキルギスに居たのは9月下旬、
紅葉の感じが似てるのは時期が同じ頃だからかな。
天気が良くて、空が広くて、山がきれいで、
ほんと気持ちいいですよね〜♪
Posted by: えじぷしゃん♪ | 03/13/2010 at 15:47